漆革−URUSHIGAWA

赤く染めた下地の牛革にクロコダイルの型押しをし、黒の顔料を混ぜた漆を18層に渡って吹き付けたもの。

茶色に染めた下地の牛革にしっかりと深く市松文様を型押しし、黒の顔料を混ぜた漆を18層に渡って吹き付けたもの。

漆とは日本古来から伝わるコーティング技術。
漆の樹から取った樹液を使い、幾層にも塗り固めていく事により非常に堅牢で耐熱、耐摩耗性に優れ、耐水性某不正にも優れた塗膜が出来上がる。よく使われる物には食器等が多く、輪島塗が特に有名。
当ブランドの漆は特殊溶剤4と漆6の割合で合わせ、そこに顔料を一緒に混ぜ合わせ、溜め塗りという技法を用いている。漆の流動性を生かした独特の技法で、明るい色の革を下地にし黒く透き通った漆の剤を塗る事により溜まり部分と透け部分の濃淡を表現している。
本商品は約18回の吹き付け行程を経て仕上げられており、1回の塗りを乾かすのに数時間程掛かる為、膨大な時間と職人が織りなす業によってすばらしい芸術作品となる。
刷毛塗りによる漆塗り 吹き付けによる漆塗り作業 乾燥風呂ないに吊るして漆革を乾燥 仕上がった漆革
刷毛塗りによる漆塗り 吹き付けによる漆塗り作業 乾燥風呂ないに吊るして
漆革を乾燥
仕上がった漆革
漆職人 山内古代 福井県鯖江市