袋小物

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袋小物 - POUCHES

袋小物では、印籠(いんろう)、巾着(きんちゃく)、紙入れなどの小物類から鞄までを取り揃えます。
17世紀には江戸では袋物屋が存在し、それぞれを生産する印籠師、巾着師、紙入師といった職人がいたほど需要があった様です。18世紀になると、煙草入れや鼻紙入れなどが増え、紙入れの三徳(さんとく)や武家女性の間では箱迫(はこせこ)などが使われました。
銀鱗堂では、実用的なものからお守りや香り袋などの護符として持ち歩くものを用意しました。見た目に格好がよくて便利なだけでは無く、その存在に意味があるものとして、 そしてそれを使う時のちょっとした仕草、 派手に振る舞わずに粋を感じさせるもの、平成の粋は大人の文化として広めていきたいものです。


藍染鹿の子トート


色:藍
素材:(表地)木綿 (裏地)木綿 
寸法:縦:36cm  横:35cm 幅:12cm
持ち手高さ:20cm

鹿の子紋柄を藍染形付けした浴衣用の木綿地を製品で洗いました。
この木綿生地は、Conceptでも表記してありますが、東京は曳舟の伝統工芸を継承している藤澤形染のもの。もう他界されましたが、先代の藤澤さんは無形文化財指定の方で、生地の表と裏に同じ柄をピタリと合わせて型付けする技術をお持ちで、それはそれはびっくりする精度でした。
そして左裾に林檎で染めたタンニン鞣し革のTagが麻紐で縫い止めてあり、Tagには植物の恩恵をいただく新芽の型が入ります。この林檎染の革は、まだ世の中に流通していません。タンニン鞣しのヌメ革は流通していますが、このヌメに天然染料を8割、調整のための化学染料2割を調合して染色してあり、サスティナビリティーを実現した革と言えます。
持ち手には同じ生地で折った鶴がお守りとして下げてあります。
鶴は長寿や縁起の良い例えです。
バッグはお出かけの時に使うもの。道中、安全にいられるように、願いが込められているのです。

商品コード : GAP1701KK
価格 : 6,800円(税込)
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