細工物 SAIKUMONO

細工物 SAIKUMONO > 下り鯉の象嵌choker

細工物 - SAIKUMONO

御符(ごふ)、神符(しんぷ)、御守(おまも)り、御札(おふだ)など形像、呪文(じゅもん)、経文、密教の種子(しゅじ)、真言、神使(しんし)とされている動物などを表した御札のことを言い、これを所持していれば神仏の加護が得られ、災禍を避けることができるといわれていました。文字の知識が一般庶民の間に普及しなかった時代には呪文や呪符がとくにその威力を信じられた様です。
銀鱗堂では、銀細工や鼈甲細工、蜻蛉玉細工を護符として考え、その素材使いや表現しているものに神仏の御加護を得られる様作り込んでいます。
銀細工には鋳金、鍛金、彫金などがあり、彫金という表面を掘ったり透かしたりはめ込んだりといった技法で細工をし、鼈甲も同じく表面を掘ったり透かしたりして細工をします。
蜻蛉玉は銀で細工したネジや江戸打ち紐を合わせて色々な柄や動物などを表現し、護符を揃えました。


下り鯉の象嵌choker

色 : 銀色
素材 : 銀950 銀部分(赤銅) 銅と純金の合金 江戸打ち紐
寸法 : 下り鯉の象嵌 縦50mm 横26mm 江戸打ち紐 50cm

鯉は黒海・カスピ海沿岸の中央アジアと中国が原産地で、紀元前三世紀頃にキプロス島を経てギリシャに渡りました。属名のキプリヌスはこの島名からきています。
中国では鯉が滝を登りきると龍になる登龍門という言い伝えがあり、古来尊ばれてきて、将来、有能・有名な政治家・芸術家・役者になるために最初に通るべき関門を登竜門と言っていました。
日本では江戸時代に武家で子弟の立身出世のため、端午の節句の鯉幟として男子の出世を象徴しました。
その鯉をモチーフに銀盤に象嵌したもので、象嵌は一つの素材に異質の素材を嵌め込むという意味で、象は(かたどる)、嵌は(はめる)と言う意味があります。
この技法はシリアのダマスカスで生まれ、シルクロードを経て飛鳥時代に日本に伝わりました。

純度950の地金を極細の糸鋸で鯉をくり抜き、赤銅(しゃくどう)の鯉を嵌め込んだChoker.
赤銅とは銅と金の合金のことで、薬剤で何度も擦りながら黒くなるように仕上げていきます。黒が濃い程良いものとされています。
"チェーンではなく市松の組紐を使う事により、独特な銀鱗堂の逸品になっている。
 




 

商品コード : GAA1103
価格 : 44,280円(税込)
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